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震災復興メール

2011.05.31

鈴木樹江

お疲れ様です。介護老人保健施設いずみの杜の鈴木 樹江です。早いものでもう5月も終ろうとしています。3月11日から今日まで本当にあっという間でした。現在も避難所生活をされている方、大切な方の行方が不明の方等々さまざまな思いを胸に毎日を過ごされていると思います。私の地元名取の被害も甚大で、いままで当たり前に見ていた風景が見る影もない様子にただただ唖然とするばかり。なんと言葉に表せばいいのかわかりません。 友人は家ごと流され、2階で救助のヘリが来るのを待っていたり、お父さんが消防団だった為に、津波にのまれてしまったり。私はただただ話しを聞くだけでなんの力にもなれず、虚しさと無力感で胸が苦しかったのを思い出します。そんな中でも前を向いていれたのは「目の前のお年寄りを守る」という目標と言いますか、使命と言いますか、実はお年寄りに仲間に救われていた日々があったからだと思います。 失ったものも多かったけれど、けっしてそれだけではなく、人と人とのつながり、絆、信頼しあうこと。お互いを気遣う心。目に見えない確かなものが増えていったように感じます。それは家族だったり、友人だったり、お年寄りからや職場の仲間から。はたまたご近所さんやお店の店員さん。ボランティアさん。こんなにも人の温かみを感じ感謝の気持ちを持ったことはなかったです。老健はたくさんのスタッフみなさんに本当に助けて頂きました。人員配置ヘルプ・物品等ありとあらゆる面で助けて頂き本当にありがとうございました。私なりにいろいろと思うことや感じた事もたくさんあった出来事でしたが、前をむいてこれからも前進していきたいと思います。
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