震災復興メール
2011.03.31
後藤浩樹
お疲れ様です。いずみの杜診療所後藤です。
次回の主任の木曜日が自分だと知ったのは、3月10日でした。何を書こうか迷っていましたが、その次の日の3・11、大地震が宮城県内を襲いました。やはりこのことについて述べたいと思います。
私は、発生時デイホームいずみの杜の利用者さんにお届け物があった為、デイホームにいました。ものすごいゆれを感じ利用者さんを抱きながら「大丈夫ですよ!」と言いながらも実際はあせっていました。その後、診療所に戻るとテーブルの下にもぐっている利用者さんや床に座ったり和室で座布団を頭にのせている利用者さんがいました。上にあったテレビも落ち、老健との入口にも亀裂が入りものすごい状態でした。そこから、各課・事業所を超えての復旧作業並びに業務開始となりました。地震当日、リハ・整骨・看護・居宅・支援室の方々と協力して皆で行った送迎忘れません。地震から2日後、安否確認とデイお休みを伝えるべく自転車で鶴が丘団地をしなのさんと回り、利用者さんから「大丈夫だった!?」・「デイ再開楽しみにしてるよ!」などのお言葉、また利用者さんが無事だったと知った時の思い忘れません。また、食料不足の中、回っている私達におにぎりを分けて下さった方や顔を見た瞬間涙を流してくれた利用者さんもいました。本当に貴重な体験をさせて頂き、大きなパワーを利用者さんやご家族の方より頂きました。そして、各課・事業所を超えての業務です。診療所の受付・老健入所・グループホームなどへのお手伝い。診療所・老健・デイホーム・グループホーム・ゆかり・はごう・いちい関係なくそれぞれが協力して「そこにいるお年寄りを守り抜きましょう!」を胸に皆団結して取り組んだこと忘れません。利用者さんの食料調達の為に、サトケンさんと定義山奥の牧場に行ったことも忘れません。日々の生活で当たり前のように使っていた電気や水道があんなに大切な物だったのだと改めて感じたことも忘れません。
そして、3月22日とうとう自送で来られる方のみのデイ再開の日。利用者さんの笑顔にホッとしたのと、これだけ楽しみしている方々がいたのだと感謝の気持ちでした。デイホーム・ゆかり合同のデイも楽しく、自分自身が勉強になりました。本当に良い経験でした。介護・リハなども関係なく入浴介助・レクなど各課を超えての取り組みに何か良い居心地を感じ、職種は異なっても皆この仕事が本当に好きなのだと思い、職種なんて利用者さんには関係なくチームとして成り立っていれば良いのだと思いました。