震災復興メール
2011.08.25櫻井亜紀子
今年も暑い夏です。
お疲れ様です。支援室の櫻井です。
早いもので夏も終わりに近づきました。
足元からのパソコンという名のドライヤーの温風により、常に蒸されている状態の初夏。とある職員曰く、お顔の毛穴も全開状態。表面は汗をかいていても、体の中はひからびていく・・・支援室のKさんも書かれていましたが、本当に暑い夏でした。
先日娘の小学校に行った時のこと、玄関に七夕飾りがありました。
短冊を見ると、「じしんやつなみがきませんように」「ひなんじょの人に食べ物を分けてください」「かぞくとずっといっしょにいられますように」など。中には子どもらしく「○○(アイドル)に会いたい!」というのもありました。
子どもたちも様々な事を感じています。笑顔でも、うまく伝えられない気持ちがあるでしょう。
ありきたりの言葉ですが、どうか子どもたちが夢や希望を持つことができる未来を、みんなが生き生きと笑顔溢れる社会を、そう願わずにはいられません。
今回は本当に人とのつながりを沢山感じました。
物流が動かない中、震災後4日目に届いた高校時代の親友からのゆうメール(唯一被災地に送れたそうです。しかも送った翌日に届きました!)。中にはパンやスープの素やお菓子が・・・パンは少しつぶれていたけれど、友人の思いはいっぱいいっぱい詰まっていました。
物流回復後も、段ボールに食べ物や日用品を詰めて送ってくれた友達。
「誰かを想う気持ちがつながっていくといいと思って・・・」そう話してくれたママ友達。
「うばい合えば足らぬ わけ合えばあまる うばい合えば憎しみ わけ合えば安らぎ」相田みつをさんの言葉です。
娘と一緒に参加した支援物資の仕分け作業。たくさんのダンボールでみんなが笑顔になることを願って。。。
話は変わりますが、7月のよろず相談会にて、山崎先生がおっしゃっていました。「緩和ケアで大切なのはただそばにいること」この話を母にしました。「お父さん、幸せだったかもしれないね」そう話す母と、少し救われたように思います。何かもっとしてあげられることはなかったか、そう振り返ることがやはり何度もあったからです。病気が発覚してから1年半、弱っていく父の側にずっといた母。2度目のお盆を迎え、改めて母に感謝の気持ちを感じました。
そして、眞友会。震災後、現状を見たときは、言葉が出ない程でした。ですが、先日上村さんに修繕後の3階を案内していただきましたが、明るく、温かい木材の雰囲気に生まれ変わっていました。確実に時間は経過し、一歩一歩前に進んでいるんですね。
この夏感じたことを思うがままに書いてしまいました。まだまだ残暑は続きますが、くれぐれも体に気を付けてください。
もう少しで待ちに待った食欲の秋ですね!