ナラティブRBA奨励賞
2015.01.142014年12月MVP受賞 受賞者2名 介護老人保健施設希望の杜 介護 蒲澤圭亮さん/小山典良さん
◆推薦者:事業支援室 佐藤 由香さん
■対象者:介護老人保健施設希望の杜 介護 蒲澤 圭亮さん
みなさん、今年のミミズクフェスタはいかがでしたでしょうか?
今年は総勢580名ほど。回を増すごとに参加人数も増え、職員のみなさんに楽しんでいただきながら、その様子をご覧いただきつつ、来賓の方々のおもてなしをする。
今月私がMVPに推薦するのはミミズクフェスタ実行委員長の蒲澤圭亮さんです。実行委員がスタートしたのは7月のまだ暑い時期でした。立ち上げ時期に少しだけ関わらせていただきましたが、今回のメンバーにはミミズク未経験者も数名いるということもあって、それぞれ不安に思う気持ちが大きかったように思います。
チロッと覗きこむと、蒲澤くんが「俺ですか?」って。そうなんです。今年の実行委員は俺が俺がって感じではなく、いわゆるおとなしいメンバーたち。だけど緩やかにスイッチが入る人たちでした。
今回のミミズクは、表彰の誘導やキッズへの配慮など、とりわけ進行がスムーズに流れるように心配りがされたものでした。蒲澤さんの朗らかで素直な人柄が、実行委員のみなさんへと浸透し、それとなく蒲澤さんらしいあたたかいイメージの会になりました。
今年のミミズクフェスタで、私は彼にまた学んだように思います。あたたかで柔らかい、人を思いやる気持ちに勝るものはないと。今まであまり人の上に立ってグイグイするタイプではなかったもんね。ムリもしたでしょう。でも、必ずしもグイグイすることがまとめることに繋がるわけではないと本人が一番気付いてることでしょう。
蒲澤くん、お疲れ様でした。
みなさん、どうぞ蒲澤くんにMVPの投票をよろしくお願いいたします?
◆推薦者:事業支援室 三浦 奈穂子さん
■対象者:介護老人保健施設希望の杜 介護 小山 典良さん
介護老人保健施設 希望の杜スタッフの小山典良君を推薦いたします。
私が彼と初めて出会ったのは希望の杜勤務時代でした。最初の印象は「元気なひとだなあ」というものでした。私がいた総務と、当時小山君がいた通所スペースは隣同士ということもあり、朝夕の送迎時、お風呂誘導やトイレ誘導、食事時間やレクリエーション時と一日中彼の元気な声が聞こえていたからでしょうか。
でも日が経つにつれ、その元気な様子は決して気負っているでもなく、ほんとに「自然」なんだなと気付かされました。ケア中も確かに声が大きいけれど、普段話しているときも大きいし、リアクションも元気。ケア中も普段も、いい意味で変わりませんでした。相手に対して壁を作らず、自分から飛び込んでいきます。そんな風に彼が自然体だからか、通所から聞こえてくる会話はいつも楽しそうで、関わっているお年寄りたちも自然と笑顔になっていました。加えてとても人懐っこい性格とくれば、可愛がられない訳がありません。お年寄りのみならず、スタッフやその子供たちにも好かれ、仕事中はお年寄りに、「小山くーん!」と呼ばれて可愛がられ、休みの日のバーベキューでは子供たちに「のりちゃーん」「のりすけー」と呼ばれて、もみくちゃになりながら一緒になって遊んで(遊ばれて?)いました。もちろん、我が家の子供たちもそんな彼のことが大好きでした。時々、自然体過ぎて、あまりにもストレートな発言が飛び出し、多少失礼なのでは?と思われる受け答えのはずなのに、「彼らしい」と思わせてしまうほど、彼の人懐っこい性格と笑顔は魅力的でした。
毎月のMVP推薦文を読んでいて、この人と一緒に働きたい、働いてみたいなあという人はたくさんいますが、彼ほど、どこの事業所に行っても一緒に働けてよかったな!と思われる人はいないんじゃないか、と思います。人懐っこさと底抜けの明るさ、そして元気な笑顔は、印象深く、ずうっとみんなのこころの中に在り続けることでしょう。どうか彼の素敵な笑顔に一票をお願いいたします。
◆推薦者:事業支援室 西城 史さん
■対象者:介護老人保健施設希望の杜 介護 小山 典良さん
ニコニコ、ニコニコ。いつもニコニコ。彼を思うとまずその笑顔が最初に浮かんできます。逆に言うと笑っていない顔が浮かびません。そして元気。無駄なくらいに元気。そんなテンション(ペース)で走り続けたら疲れるのではないかと思うくらいに朝から晩まで元気。まるで悩みなんて何も無いのではと思わせるぐらいにいつも明るい。会話の最後には「僕、イケメンッスから大丈夫」となんだか分からない自信を何度もよく言ってましたね。
少年のような純粋な心と、持って生まれたムードメーカー的存在でお年寄りからも本当の孫のようにめんこがられ人気者でした。私が以前希望の杜の事務所にいた時は、小山君がデイに配属で同じ1階だったこともあり、事務所の前を通る度になんだか分からない会話をしていました。大抵どうでもいい話を。でも不思議とその後、彼が去って行った事務所には笑顔が残るんです。
正直そんな明るいキャラクターの印象だけが強かったのですが、後に私が支援室に異動してから希望の杜に行く機会があって会うと、周囲から頼られ相談に乗っている姿を見ることがあり、「ああ~こんなにもここの施設の柱になっているのか」と思うぐらい頼もしく見え、中心的存在に感じました。特に夏祭りなどのイベントの際には、お祭り男のように一際輝きを増し、周囲を引っ張っていました。冒頭に悩みが無いのでは?と書きましたが、悩みが無い人なんて一人もいないですよね。まして、小山君の様に人にそれを感じさせずに、周囲を明るく照らすことのできる人は、本当は人一倍悩み、辛さを隠しているのかもしれません。本人も気づいてないでしょうが、その思いやりにどれだけの人達の心が癒されてきたことでしょう。取りあえず何か笑ってしまうんです。会って話すと。私もその癒されてきた大勢の中の一人です。癒しだけではなく行動力もあり、なにかお願いをすると「分かりました。大丈夫ッス!」と言ってくれるから、ついつい色々とお願いをしてしまいました。どれぐらい助けてもらったかな?ごめんなさい分からないぐらいです。
縁が会って人は出会う。その縁があって一緒に働くことの出来た時間は私の人生でも大切なものです。大切な時間の一部を私なんかと一緒に働いてくれたことに心より感謝します。ありがとうございました。そして、その時間はこれからも大切に持ち続け、きっと助けてもらう場面が沢山あると思うので、これからも宜しくお願い致します。
◆推薦者:介護老人保健施設希望の杜 久保内 大介さん
■対象者:介護老人保健施設希望の杜 介護 小山 典良さん
今月推薦するのは、小山典良さん。彼とは直接的に仕事をする機会はあまりありませんでしたが、希望の杜のイベントごとといえば彼の姿がそこにはありました。利用者さんと共に楽しみたい、どうしたら楽しめるか、不器用ながらも彼はそこからぶれることなく各イベントを考え取り組んでくれていました。
彼と長く関わってきているスタッフは、彼のこれからの働きにかけていきたいという想いが多く聞かれていました。深くかかわっていない私がとやかく言える立場ではありませんが、みんなもそうですが良い所ばかりではなく、“なかなか言ってもわからない、変わらない”“どうしたものか…”といった部分があったことは本当のところです。しかし、彼はみんなから愛されていました。これは間違いありません。何年たっても変わらない、わかんないんだから…とは言われながらも、彼を誰も見捨てることなく、彼のことを応援し続けていました。彼を成長させたいと本気でみんな思っていました。利用者さんとの関わりの中でも、問題ないかと言われればそうでもなかったりもしますが、利用者さんからも好かれる、ご家族さんもしかり。言えることはただ一つ、それは彼の持っている人柄、人間力。彼にしかないもの。到底だれにもまねできない彼の魅力。
なつっこくて憎めない。普通に考えれば見放されそうなんだけど、誰も見放さず彼を見続けている。私ももっと彼と仕事をしていたかった。彼のこれから私のこれからを共に育みたかった。
長く、深くかかわった人たちが推薦してくれるかもしれませんが、私も彼に感謝の気持ちを添えて、推薦したいと思います。本当にありがとう。