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ナラティブRBA奨励賞

2013.08.20

2013年7月MVP受賞 受賞者2名 老健いずみの杜 相談員 中幡 美絵さん/ケアハウスいちいの風 看護 小山田 由佳さん

◆推薦者: いずみの杜診療所 猪狩 健介さん
■対象者: 介護老人保健施設いずみの杜 支援相談員 中幡 美絵さん
今回推薦する方も前月同様に老健いずみの杜・ショートステイ担当の相談員・中幡美絵さんです。私のイメージは相談員と言うか『トータルコーディネーター』や『コンシェルジュ』です。相談員の基本的な相談業務として、ご家族やケアマネとの連絡調整、サービス担当者会議への出席、場合によっては送迎の手伝い。苦情処理能力も必要ですよね。各部署と連携して解決できる行動力も大切です。仕事は多彩で知識もアイデアも両方必要です。とにかく支援相談員は「何でも屋」でパワフルなイメージです(本来はちゃんとした線引があるのでしょうけど)。わかなでは介護員として勤務し、いずみ通所ではリハ課としてアロマやメイクを通し利用者さんと関わりをもってきました。多様な経験を踏んだ彼女だからこそ今に行かせる知識やアイデアが満載です。何よりも利用者さんに対する想いが強く、そして優しい。皆からは姉さん的な存在でお世話好きといいますか、気になる事にはとことん、楽しい事にはとことんな彼女。気配りと心配りが凄い!!の一言です。以前は自分の役割に悩み、仕事に対して今一つ何かが見出せないそんな様子でした。しかし、相談員となってからは水を得た魚と言いましょうか、とてつもなく活気に満ち溢れ日々職業道楽。笑顔が見えない日はありません。相談員以外にもアロマやメイクセラピーとして利用者さんと関わりは持ち続けながら、タッチングの講師や地域へのサロン活動にも参加する機会もあります。周りから見れば「大丈夫?!」と思われる位に頑張っています。彼女は「利用者さんやスタッフに支えられているから大丈夫です!!」と、頼もしいコメントが聞かれています。元々同じリハ課で働いていた仲間として、嬉しい気持ちと少し寂しい・残念だなという気持ちもあります。活躍する姿をみて今の彼女には老健という場所・相談員という役割が適任なんだなぁ~と。反面、今の様な生き生きとして働いている姿がリハ課時代には見れなかった、活かしてあげることができなかったと反省しています。
話しは少々変わりますが、8月に老健いずみ通所とSSは実地指導を迎えます。老健に配属されて間もないですが揃える書類も多く、過去分の個別ファイルを洗いざらいチェックしている日々が続いております。そして7月末にはターミナルの方との別れを経験しました。亡くなる直前まで利用者さんに寄り添っていました。中幡さんが帰宅した後に息を引き取った様子です。この方は元々口調が強めといいますか、個性が強く色々な意味で皆から注目される方でした。『お前の前ではいかないよ!』と最後まで強いコメントを残していた様です。最後の最後までご本人らしかったと悲しみながらも中幡さんは話していました。残された時間を一生懸命生きる本人と一生懸命寄り添い、短い時間だったけれども濃く強い思い出がたくさんできたのかと思います。老健の階段には利用者さんとの写真で溢れていますが、今回の思い出もしっかり飾られております。相談員であるからこそ、ご本人の想い、家族の想い、友人の想い、関わる職員の想い、そしてなによりも自分の想いを強く持ち、『こうなりたい・してあげたい』と思った関わりを率先して取り組む姿勢は素晴らしいと思います。事務仕事に追われながらも利用者さんとの関わりは全身全霊を込めてます。こんな中幡さんをMVPに推薦したいと思います。

◆推薦者:ケアハウスいちいの風 亀澤 加代さん
■対象者: ケアハウスいちいの風 看護 小山田 由佳さん
再度、小山田さんを推薦します。本来看護師さんでありながら、ある時は食事作り、ある時は入浴介助、またある時は体操当番でみんなに元気を与える、とにかく日々アクティブな方です。今年3月まではいちいの杜さんにおられましたが、ご縁があって4月よりいちいの風でご一緒させて頂いています。何の違和感もなく、最初から自然に利用者さんと仲良くなり、まるでずっと前から在た職員さんのように溶け込んでいました。お薬の管理や受診時の報告書など看護師さんとしてのお仕事は勿論ありますが、それ以外の時間は利用者さんとお散歩やドライブをしたり、頑固なお爺さんと畑づくりに精を出されたり、また大好きな園芸に没頭されたり、とにかく毎日、利用者さんと楽しそうに何かをしている小山田さんをみていると自分まで楽しくなります。また、いちいの風だけにとらわれず、杜(ケアホーム)さん、家(小規模)さんのことも、いつも気にかけておられ、何かあればいつでも飛んでいきます。そして、どんな時でもまずは、利用者さんの思いに寄り添い、いつも一緒にいる安心感のある方です。そんな小山田さんを慕う利用者さんも多いです。安心感を与えるのは、小山田さん自身のお人柄だと思います。そんな小山田さんに感謝の気持ちを込めてmvpを贈りたいと思います。

◆推薦者: ケアホームいちいの杜 澤田 加奈子さん
■対象者: ケアハウスいちいの風 看護 小山田 由佳さん
小山田さんほど、看護の匂いをさせない人はいないでしょう。4月にケアハウスにいってしまってから、それをなおさら感じるようになりました。異動した事すらも感じさせない、違和感のなさ。あの人は看護なの?介護なの?誰もがそう思うでしょう。小山田さんは、誰よりも「職種を越えて」の人だと思います。というより、小山田さんに「職種」は関係ないんだと思います。人と関わる事。それこそが小山田さんの今、やっている事。それを自然にやっている。 そばにいる人となんとなく過ごす、一緒にお散歩に行く、おしゃべりをする。
当たり前の事を当たり前に、しかも、何人前分もの働きぶりで、ケアハウスを盛り上げていることでしょう。かなり嫉妬です。ケアホームにいた頃からだって、スタッフからも年寄りからも「小山田さん、小山田さん」といちいち呼ばれて、さぞかし、いそがしかったでしょうけど、いっつも笑顔でしたよ。しかも嘘じゃない、本当の笑顔。仕事が楽しいとわかる笑顔。
職種は関係ない。日常の生活の中で楽しみを見つけられる。それが小山田由佳という人。
みんなは、そんな小山田さんが大好きです。

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