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ナラティブRBA奨励賞

2013.06.13

2013年5月MVP受賞 受賞者 老健いずみの杜 介護 上田敏義さん

◆推薦者:泉・富谷エリア 川井丈弘さん
■対象者:介護老人保健施設いずみの杜 介護 上田敏義さん
今回のMVP推薦は老健いずみの上田さんです。震災直後に仙南から異動してきて早2年。彼は一皮も二皮もむけてきたと感じます。まだまだ成長できる素材型です。まず二年前、印象的だった彼の言葉。【とにかくみんなと仲良くなりたいです】彼のいう仲良くなりたいという想いは聞くと深い。ユニットとか事業所の次元を超えて、デイケアのみんなともっと仲良くなりたい、そこから色々な関わりを一緒にやっていきたい、他の事業所の皆さんのことも知っていきたいというものだった。同じような想いを抱いていた準くんには心強い先輩だったろう。 彼に<感心>するところ。「レスポンスの速さ」はエリア内でもかなり上位。頼んだことを手早く対応し、答えがすぐ返ってくる。あまりに早いので聞いてみたときがあったが、「ためると大変だから、すぐやるように意識しています」との返事。見習うべき姿勢にいつも感心。 彼が<成長>してきたところ。言葉にしてみんなに自分の想いを表現できるようになってきたこと。【老健のチームカラーは赤でいきたい。情熱や積極性、想いをしっかりもって どんなお年寄りも、どんなに個性的な方も、誰でもどうぞと胸張って言いたい。他で難しい方も、うちの老健にきたら笑顔がふえるような場所にしたい】そのようなことを正月明けの1月の老健全体ミーティングで、みんなに発信している彼がいた。私にそれはビンビン伝わってきました。その前からも継続していた利用者さん全員での外出イベントも、今年になってさらに輪をかけて取り組みの質がよくなっている。老健の階段に貼ってあるイベントでのスタッフやお年寄りみんなの笑顔をみるとチームカラー【赤】というのもうなづけてきた。 彼の<素敵>なところ。みんなへの感謝を忘れないということ。そして、私に老健のことを話してくれるとき、頑張っているスタッフ一人ひとりのことを、名前を出して褒めて教えてくれる。まんべんなくスタッフの名前をきいたことがある。そこがなんだか素敵です。 きっとこんな積み重ねが、どんな大変なときも、ユニットを超え課を超え助け合い、大変なエピソードもあとで笑い話にできる前向きな仲間たち、チームへと成長していっているのだと感じます。上田さんも前向きな仲間たちに沢山支えられているから、自然と感謝するのでしょう。 最後に、これは上田さんにというより老健のみんなに感謝したい。スタッフに欠員がでている状況でも、どんなお年寄りも分け隔てなく、街や自然との関わりを存分に楽しめるよう様々な企画を実行してこれたこと。欠員があろうと、数時間でも、困っている事業所へのヘルプに出て関わりを楽しんでくれたこと。ヘルプに出たスタッフも、残ってユニットを守ったスタッフにも、心から感謝です。5月はデイケアがお風呂がまわらず大ピンチ。私は上田さんにデイケアの入浴ヘルプをローテーションで助けてもらえないかダメもとで頼んでみた。老健もそんなにだせる状況じゃない。自分の範疇でギリギリ、みんなに協力を得られそうな日ということで、10日ほども午後の入浴ヘルプを搾り出してくれた。実際、上田さんの声掛けに意を汲み、協力してくれる沢山の仲間達がいる。一生懸命自分にできることをやろうとデイの入浴に入る老健男性スタッフたち。そしてそれを送り出してくれるスタッフ達。手薄な時間は2階3階が連動しあい、チームワークが心地よい。野球で言えば足の早いスタッフ、バントが得意なスタッフ、守備がうまいスタッフ、ホームランが打てるスタッフがそろっている。揃っているというより、うまく得意なことを引き出している、その輪の中にいる上田さんにMVPを是非。 一児のパパ、これからもますます頑張って、らしく楽しくやっていっていただけたらと思います。ほんとうにいつもありがとうございます。

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