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ナラティブRBA奨励賞

2012.09.12

2012年8月MVP受賞 受賞者 いずみの杜診療所 末永 千春さん

◆対象者: いずみの杜診療所 作業療法士 末永 千春さん
■推薦者: 泉・富谷エリア 川井 丈弘さん

今回満を持して推薦させていただくのは、いずみの杜の訪問リハを一生懸命支えている末永さんです。彼女は9月からみはるに異動します。正直彼女がいなくなるいずみの杜はさみしいし、不安もいっぱいです。彼女の魅力は目立つタイプではありませんが、噛めば噛むほど味が出て、ふんわり、おっとりとした口調の中から垣間見えるまなざしだと思います。お年寄りはもちろんのこと、職場のスタッフやチームのことを考えた思いやりのまなざしには感謝せずにいられません。そして何より安定感があります。と一言で片付けるのは彼女には本当に申し訳ないくらい頭が下がります。安定感、安心感が彼女にはありますが、悩むことやつらい事も沢山あるはず。長く訪問を支えてきた職員さんの産休や、退職等によるリハ課全体の現場バランスによる一時的な訪問リハ業務縮小などがあっても、彼女の想いはぶれることなく、縁を大切に知恵を絞り対象となるお年寄りの受け入れをしっかり継続してくれていました。この一年、異動や産休スタッフの入れ替わりで入職してきた職員さんたちと訪問リハという役割上どっぷり接点をもちにくい中でも猪狩君・島田さんとよく話し合い、中(通リハ)と外(訪問リハ)の目配り、応援しようとする姿勢がしっかり在る彼女。いずみの杜になくてはならない存在であり頼もしく感じました。猪狩君がさくらに応援にいき不在がちでも私たちは彼女に甘えることができました。そして、専門職である前に一人の人として、お年寄りやスタッフ達と関わっている彼女から出てくる言葉は「大丈夫です。なんとかやってみます。」 彼女の気づきとまなざしで、私達は沢山支えられております。支えられっぱなしではいけない、ちゃんとリハのみんなを応援できる私達でなければならないと強く感じるのは彼女のまなざしと行動からが大きいです。末永さんは、一旦大好きな訪問リハをお休みして、職場を守るためにみはるの杜へ異動します。負担かけっぱなしで、恩返しができないままなので、みはるで働いている彼女の元へ、喜びと感謝の気持ちをみんなで届けにいきたいです。これからも仙台地区でつながっていきましょうね。いつもありがとうございます!末永さんが楽しく仕事していけるように、これからも私たちは応援したいと思います。どうかMVPを宜しくお願いします。


■推薦者: いずみの杜診療所 水島 蘭さん

実習生とか、異動したての職員、新人の職員は、みんな話しやすい職員を見分ける能力?みたいな勘が、よく働くような気がします。実際自分も新人の頃や、4月の時点でそうでした。なんとんなく、深く話したことがなくても、その人の持つ雰囲気やオーラなど、自然と、緊張を解きほぐしてくれる人・・。彼女はいずみの杜でそんな職員でした。ふんわりとしていて、でも利用者さんに向ける考えや言葉は優しくて・・。訪問を主に行う彼女から、利用者さんのことだけではなく、家族のことも教えて頂きながら、時には、私の仕事までフォローしていただきながら、4ヶ月一緒に仕事をさせていただきました。学校で習う専門職としての知識や技術。でも、ここは、それよりももっと難しくて、だけど、もっと深い人との関わりや人間性、感性を求められることが多い。悩む新人を優しくフォローしながら、でもしっかりと伝えていったり、リハ課のチーフが不在の中、必然と経験年数のあった彼女には、多くの事が求められ、頼られ、時には決断しなければならないこともあったと思います。元々訪問を望んで清山会に入職した彼女は、来月からみはるの杜診療所へ異動をします。仕事後にポツリポツリと聞かれる不安な声。でも決して普段の関わりではみせません。いつも優しく、ふんわりと職員のことも、利用者さんのことも、家族の事も安心感のある関わりをもつ本当のプロフェッショナルです。 先日ある利用者さんのお宅へ伺いました。旦那さんは、奥さんの事をとても大事にしていて、通所を通い始めた頃は、心配のあまり、自分も付き添いできてしまっていた程。食の細い彼女の食事の摂取量を細かく知りたい為に、毎回食事前後の写真を求めてこられたり、自宅では不穏になることもある中、通所での笑顔を信じられずに、毎回、手帳には裏面までびっしりのコメントつき。そんな奥さんを心から大事にしており、また、自身も管理職をされていた旦那さんからの、専門職として、組織の在り方として求められるニーズも高い中、訪問に行く彼女のこともいつも見ていたそうです。旦那さんが言いました。「さすがだよ。彼女にリハビリされている○○は本当に体も楽になっているし、本当にプロは違うんだって思う。」それは単に技術だけの事を言ったのではなく、奥さんへの関わり方が素晴らしかったからこそ、彼女に対して、絶対の信頼を寄せていたからこそ聞かれた言葉だったのだと思います。彼女のような職員が居て、それを引き継ぐ職員が居ることが、旦那さんの安心につながり、当初は人事異動の多い法人へなかなか理解を得られず、不安だった旦那さんも安心してくれているのです。たった1人の職員の関わりが、ある意味、清山会を代表してくれる関わりにつながってくれた。結婚という、人生の大きなイベントを迎える彼女が、新たな道を新たな場所で、けれど変わらない彼女らしさを願って、餞となるように推薦したいと思います。


■推薦者:いずみの杜診療所 佐藤 賢二さん

来月の異動することになり長々推薦させて頂いておりましたが、たぶん最後の推薦させていただきます。中途入職してきたのが2年半程前、以前の職場では職種で仕事を分けず何でも役割をこなしていたそう。そういった環境の中で働いてきたからか何事にも前向きで、横のつながりを大切にでき、報連相、基本的な挨拶、仕事としての意識や姿勢が感心させられていたそう思っていた自分も一人でした。 利用者に向かう姿勢もコミュニケーションをとることを忘れず、深く利用者の本音を聞ける、それも本人の安定感を感じさせるおっとりした口調がそうしていたのだろうとおもいます。 訪問リハという利用者の自宅で1対1、集中して行えると思いがちだが、アウェーでの家族とのやりとり、各家でのルールやお約束を守り、玄関をでるまでリハビリの人というよりは一人の人として見られるプレッシャーも大きかったと思います。しかし、彼女が働いていてから苦情という苦情はあまり聞いたことがない。むしろ新規の紹介もずっと途切れることなくあり、ある程度の数字のキープもされていました。その他、Dr、他事業所ケアマネとの調整。新人通所のリハスタッフへのアドバイスと何人分かの仕事をずっと支えてもらい、これまできたような気がする。 一貫して「訪問」がやりたいと異動になることを伝えて変わらなかった。以前、一時スタッフの退職等で現場のバランスを見て業務縮小時にも、対象利用者をそのまま受け入れ、負担増になる見通しにも冷静にしっかりと「大丈夫です。頑張ります。」の一声。無理しないように言うと、「大丈夫です。前の人が作ってきたものを自分の所で変えられないですから・・」スタッフの想いから立ち上げた部門であること、自分の想い、責任感、意志を感じさせるエピソードだった気がします。 プライベートでは最近入籍され仕事も家庭も両立といった感じだと思います。新しい職場で心機一転花ひらくことを勝手に期待しています。 宜しくお願い致します。

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