ナラティブRBA奨励賞
2011.01.112010年12月MVP受賞 受賞者2名 ゆかりの杜 介護 猪股繁さん/介護老人保健施設希望の杜 リハビリ 高橋奈津子さん
■ゆかりの杜 冨沢直人■対象者: ゆかりの杜 介護 猪股繁さん
今回MVPに推薦するのは、みみずくフェスタ実行委員長を務めた猪股さんです。 彼の良いところは真っ直ぐに最後まで物事をつき進めるところ。今回実行委員長という大役を自ら引き受け、見事その勤めを全うしてくれました。普段の業務と並行して実行委員の仕事も行っていく。今月は夜遅くまで残って仕事をしている姿をよく目にし、時にはそのまま徹夜でゆかりに泊まることもあったようです。それでも利用者さんとの関わりには手を抜くことなく常に全力投球の姿勢はほんとうに感心しました。 彼が今回こんなにも頑張ったのには先日のみみずくフェスタの閉会の言葉の中にもあったとうり、体調不良により周りのスタッフや利用者さんに迷惑をかけたという気持ちがとても強かったからだと思います。約一カ月間の自宅療養と手術。普段まじめな性格の彼にとって現場の事を気にしながらの療養時期は本当につらかったと思います。その分帰ってきてからの彼の意気込みは休んだ分を取り返すかのような勢いで、逆に復帰後すぐでまた体調を崩すのではないかとこちらが心配になってしまうほどでした。ですがそんな不安も吹き飛ばしてくれる程、復帰後の彼の頑張りにはスタッフ全員安心したことでしょう。 今回みみずくフェスタという大きな役割をこなしたことは彼にとって大きな自信となったことでしょう。その自信を今後現場で発揮してくれることを信じ、また今後の活躍の期待を込めてMVPに推薦したいと思います。
■介護老人保健施設希望の杜 上村珠子さん
■対象者: 介護老人保健施設希望の杜 リハビリ 高橋奈津子さん
昨年まで希望の杜のリハのメンバ―は花のトリオでした。みんな人当たりのソフトな笑顔満面利用者さんとの個別の関わりが何よりも好きなお姉さんの面々だったのです。さて今年春にそのトリオの一角を成すひとりが寿退職で崩れる出来事がありました。その後には二人の新人が入り4人の体制に変わりました。そこで、彼女が一気に希望の杜のリハスタッフを率いる“おかしら”になったのです。今までは同じくらいの経験のあるスタッフ同士ですから、雰囲気はいいもののもしかすると誰かが奮起して引っ張るというスタンスには欠けていたのかもしれません。しかし、今回の事態は是が非でも自分がこのメンバ-を率いていかなければならない。ひと頼みをするわけにはいかない!との決心がいつものあの笑顔にプラスしてありました。奈津子さんを通して持ち込まれるこまごました様々な頼みごとも考え考えしながら何とかやってみます!のひとことで大概のことはクリアします。通所のスタッフが足りない時もお出かけにも個別リハを融通してもいつの間にかリハスタッフの出番が来ます。そして半年が過ぎてつい先日のこと、とうとう希望の杜で行われた介護技術講習会の講師として皆の前に立つ彼女の姿がありました。いつものゆっくりめのペースでしゃべりながら、二人の新人をモデルにしながら実演する姿は控えめにしていても大きく見えました。その人の力も引き出しながら、それでいてほっとするミラクル空間が希望の杜のリハにはあります。その一番の原動力がひた向きにこれまでやってきた奈津子さんの力に負うところが大きいと思います。笑顔の中に利用者さんへの人一倍熱い思いを秘めた奈津子さん、彼女のこれまでの功績を称えそしてこれからの更なる飛躍を願ってMVPに推薦致します。