ナラティブRBA奨励賞
2017.01.112016年12月MVP受賞 介護老人保健施設希望の杜 髙橋 理沙さん
◆推薦者:介護老人保健施設希望の杜 久保内 大介さん
■対象者:介護老人保健施設希望の杜 介護 髙橋 理沙さん
どうしても今年中には受賞してもらいたいので、3階介護の“髙橋理沙さん”を再度推薦させてもらいます。
ピンチはチャンスと言いますが、ピンチの時にどれだけ踏ん張って守り抜きながらも上を目指していこう、どうにかしていこうと現状を嘆きながらも力を注いでいける人がいるでしょうか。そんな人がいなければピンチはピンチでしかありません。現状に慣れてしまいそれで終わりです。打開したい、どうにかしたいという想いを強く持ち続け、踏ん張り続けることで、その先のチャンスがやってくるのだと思います。そんな踏ん張り続けてくれている一人が、理沙さんです。
陰ながらもスタッフを支え、お年寄りさんを支え、表舞台でも声をだし、本気の笑顔、苦笑いでもなんでも、自分を犠牲にしながら本当に本気で踏ん張り抜いてくれています。
正直、私も踏ん張りきれない・・・と思ってしまうこともあります。そんな時、理沙さんを見ていると“がんばらなければいけない”と思い踏ん張れます。勝手ながら支えにさせてもらっています。
お年寄りさんとの水平なつながりが何よりも魅力的なんです。着飾った言葉や対応などではなく、守るところは守りながらも自然に関わりを持ち、喜怒哀楽を共に分かち合いながら歩んでいる姿に、人と人との関わるこの仕事の素晴らしさを感じさせられます。理沙さんに甘えすぎているところが多くあると思います。日勤に理沙さんがいればどうにかなるだろうと油断してしまいます。多くのお年寄りさんの声を聴き、スタッフの声も聴く。聴くというよりも理沙さんだからこそみんなが話をしてくるというのがしっくりきます。理沙さんのことをなんだかんだ言うお年寄りさんは、女性に厳しいお年寄りさんが言っていた、「女性がタオルを頭に巻くのはやめたほうがいいね。」の言葉だけです。お年寄りさんの想いをなかなか実現できずにいる現状を嘆きながらも、今を守り抜き続けてくれていることに感謝の言葉しかありません。
嘆いているばかりではありません。若干のゆとりのある時間にお年寄りさんの言っていた想いに応えるために準備し、その他のお年寄りさんも巻き込みながら楽しく実現させていく。その時間が理沙さんにとって一番イキイキしている時間だと思います。本気の笑顔です。
二児のママの理沙さんが、子供を背負い、もう一人を傍らに仕事をしている姿は、なんとも形容しがたい、ほっこりする反面、今日は休んでもいいよと言いたくなりますが、理沙さんは絶対に「大丈夫です。すいません。」と申し訳なさそうな表情で断るので、甘えて現場を守り抜いてもらっています。
感謝の言葉しかありません。
今年も本当にありがとうございました。
永年勤続と共にMVP受賞をお渡ししたいです。
日々ありがとうございます。
◆推薦者:介護老人保健施設希望の杜 佐藤 雄さん
■対象者:介護老人保健施設希望の杜 介護 髙橋 理沙さん
やっぱり、どうしたってMVPを受賞して欲しい。清山会入職11年、希望の杜3階入所フロアの日勤帯の柱、家庭では二児の母として、現場では同僚のスタッフの頼れるお姉さんとして、日々大車輪の活躍をし続けてくれている髙橋理沙さんを推薦致します。
理沙さんと話しをしていて、いつも感じるのは、介護に対する並々ならぬ誇りと情熱、利用者さんを想う温かさ。
利用者さんが困っていることは何か?
現場のスタッフが困っていることは何か?
を、的確に、熱く、そして…何よりも真剣に伝えてくれます。理沙さんと話しをしていると、私が今何をしなくてはいけないのか?やるべきことは何なのか?が自ずと見えてきて、覚悟を決め行動に移るきっかけを与えてくれます。同僚スタッフの不満や愚痴のはけ口となりながら、聞くだけではなく、諭し導こうとする姿勢。私の配慮や伝え方が不十分で、悶々とするスタッフへさり気ないフォロー。アドバイスやサポートだけでなく、必ず会話の中で笑いをとろうとする底抜けの明るさ、重い話しをしていても、最後は結局みんなが笑顔になってしまう力に、3階スタッフの誰もが理沙さんの存在に救われ、そして他でもない私自身が救われています。みんなが前向きでいられる原動力です。本当にいるだけで安心でします。理沙さんが休憩中、休憩室から必ず聞こえてくる笑い声。利用者さんとのちょっと困ったお茶目なエピソードも、理沙さんの話術にかかれば、もれなくオチと笑いがついてきます。私だけでなく、これまで歴代の希望の杜役職者の皆さんがMVPに推薦し続けてきたことからも、人柄や魅力、存在感や貢献度の高さを物語っています。
そうは言っても、理沙さんも人間です。利用者さんの変化や人員(欠員でまわす日が珍しくない実情)など、日々移り変わる現場の状況の中、家庭の都合上変則勤務に入れないために、日勤帯の柱として、日勤のリーダー業務を務めて頂く機会が多いのですが、現場で利用者さんの当たり前の生活を支えるため、フロアの端から端を縦横無尽に駆け巡る中、理沙さんにかかる負担がキャパを超えてしまうこともあります。
そんな時は決まって……あのさ~、ちょっと聞いて~、私思うんだけど~、と時に切実に、時にやや興奮気味に、時には哀しげに想いを打ち明けてくれます。ただ、そこで終わらないのが理沙さん!!“~だから、こうしたら良いんじゃないかと思うんだけどどうかな?”と、工夫や対策を進言する姿勢。心強いです。頼りになります。
体調を崩したスタッフへ好きな具材を詰めて弁当を準備して何気なく差し入れすること、妊婦のスタッフが何時でも横になれるように休憩室に布団を準備すること、利用者さん・スタッフの真似をしてみんなが笑って仕事に臨める雰囲気を作ってくれること、新しく入ったスタッフでさえも、気付けばやっぱりみんなの精神的支柱になっているその人柄、飾らない優しさ、全てに感謝しています。
そんな理沙さんが利用者さんから愛されないわけがありません!理念・社是を自然体で体現し、ケアや関わりに工夫が必要だったり、難しい利用者さんへも率先して想いに寄り添い、実現しようとするひた向きさ。理沙さんの周りにはいつも笑顔が溢れています。いるだけで元気になります。本当にみんなの心が和むんです。
一生懸命過ぎなくらい一生懸命で心配になることもありますが、上手く周りに発散にしながら歩んで欲しいです。MVPを受賞したら、とっても可愛らしい愛娘2人(まだ小さく、何度か遊びに来られましたがミミズクキッズパートナーとして、今後の活躍に期待!)と、愛する旦那さんとゆっくり羽を伸ばして頂けたらと思います!3階入所フロアに今なお、そしてこれから先も欠かすことの出来ない人在である髙橋理沙さんをどうぞよろしくお願い致します!