震災復興メール
2011.06.03
小原尚記
お疲れ様です。支援室 小原です。
6月となり衣替えの季節となりました。
クールビズ対応でネクタイを外し出勤しましたが外は結構寒いです。
皆さん風邪などひかれておられないでしょうか?
とは言え、支援室の私の席は窓もなく熱気のこもる場所・・・。
ご存知の方も多いかと思いますが、裸足で仕事をしています。
いつものようにやさしい渡辺さんから「明日MLですよ」・・・いつものように感謝です。
震災から早3ヶ月になろうとしていますが、最近震災がなかったかのような錯覚に陥っています。
仕事が集中し要領の悪い私は徹夜になったり食べれなくなったり、ちょっとしたパニックを迎えております。
そんな事もあって過去を振り返る余裕もなく錯覚してしまいがちです。
それでも一昨日「あおばの杜診療所」を国分町に開業にこぎつけることができ、先ずは一つ出来上がってホッとしております。
今回の準備に関してはそれほど大掛かりではなかったのですが、いつもの如くギリギリ・・・。
外部の方から「清山会さんは郊外型だと思っていたのでビックリしました」と言われましたが本当にそうかもしれません。
営業時代以来久しぶりに街の中で仕事をさせていただいた感があります。
清山会の1事業所となりますので、仙台市内にお出かけの際にでもご確認ください。
来週中には街の中に清山会の文字とミミズクが大きく浮かび上がるのではないかと思います。
震災を離れ別なことを書こうと思ったのですが、最近の出来事を書こうと思ったら震災のことに結びついてしまいます。
唐突ですが、各企業震災対応本格化のため?か、最近夜になると親しいお取引先の方からメールや電話が矢継ぎ早に来るようになりました。
業務時間外とはいえ、時によっては仕事に集中している時や電話している時など、他の事と重複したり混在したり、誰に何を返したらよいのかわ からなくなってしまい、見返してヤバい!・・・と気付いても送った後です・・・。
「解雇になりました」「女川に転勤命令が出ました・・・」「死にたくないよ・・・」「残業100時間超え・・・」・・・なんと返して良いの か・・・。
長年貢献してきた会社から突き付けられた現実、先の見えない不安、長距離通勤、復興がの進んでいない町、マイナスからのスタート、終わりの見えない仕事、0にするだけでも大変だと思います。
特に今日はひどく、今こうやって原稿を書いている間にも舞い込んできており、先ほど数えただけで21時半から0時半までの3時間で30通ほど・・・世の中では何が起こっているのだろう?・・・ただ聞く事しかできません。
でも、逆に励まされたりすることもあり変な気分です。
皆一様に少なからず傷を負っています。
私に何が出来るわけでもなく、この取引先の方達のようにただ話を聞いてもらえるだけで良いのかもしれません・・・そう思いたいだけかもしれ ませんが・・・。
そんな方が身近にいらっしゃったら話を聞いてあげて下さい。
隣にいる方の声を聞いてあげて下さい。
そういう私自身が実は仕事中余裕がない時(ない時のほうが多い?)相談され聞くことよりも結論を先に出してしまって指示出しに終わってしまい、スタッフには申し訳ないなぁと思うことがあります・・・会計スタッフの皆さんごめんね。
特 に今年の新入職の方々はオリエンテーションもなく、何も分からないまま配属され現場に入られているのではないかと思います。
諸 先輩・上長のみなさんも大変だとは思いますが、どうぞ話を聞いてあげて下さい。
そして、最近マスコミでは失業率・求人倍率と騒いでいます・・・地域によっては0.4を切って・・・ひどいです。
それも数値だけの話で、求職者にとっては職業選択の余地がほとんど無いに等しいと思いますし万単位の話です・・・。
一方自営や経営者の方々も、職・資金を失い助成を受けても再建できない・・・。
そんな現実が徐々に明らかになっています。
そんな中、私たちは全事業所が運営出来、物理的には前のようではないにしても、仕事ができ、生活ができ、本当に感謝です。
理念・社是を皆さんが体の隅々まで染み込ませて利用者さん・職員・事業所・法人を守っていただけたから今があるのだと思います。
本当にありがとうございます。
相変わらずまとまりのない文章になってしまいましたが、お付き合いありがとうございました。
最後になりましたが、皆さん体調には十分お気を付け下さいますよう。