ナラティブRBA奨励賞
2009.06.092009年5月MVP受賞 受賞者2名 ショートステイみはるの杜 金野昌子さん/介護老人保健施設さくらの杜 宍戸さおりさん
■ショートステイみはるの杜 岩尾貴司係長■対象者:ショートステイみはるの杜 金野昌子さん
再々度推薦致します。本当にこの方しかおりません。みなさんもスタッフの笑顔で助けられたことありますよね?この事業所の看護はローテーションで動いています。その日によって入所の数、退所の数が変動します。+デイのヘルプもしなくてはなりません。推薦する彼女はそんなハードな勤務でも常に笑顔で頑張っております。時には入所が10名近い日、緊急入所がある日、デイの利用者様が急変する日、いつ何がおきても笑顔を欠かしません。利用者への声掛けも「うん、うん、そうですか。何々してみましょうか?」ケアのお手本になるようなコミニケーションをとっています。本当に頭が下がります。職員も今日○○さんが看護だといいなーという声も聞かれます。どうせ忙しいならば笑顔でやったほうがいいと行動で全職員に示してくれます。ケアはケア、看護は看護という感じではなく、ひとつの事業所として考えてくれております。今回はエピソードをつけくあえます。ある利用者からこんな手紙が届きました。その方はほぼ全盲で字を書くことはほとんどできません。ショートステイみはるの杜の皆様この度はいろいろありがとうございました。金野さんには大変お世話になり感謝しております。と私は涙がでそうでした。感謝の気持ちを目が見えない中奥様に手伝ってもらいながら書いた様子が浮かびました。しかも一週間利用して頂いた中で金野さんが関わった時間はほんのわずかにも関わらず名指しでかいてきてくれました。関わりは時間じゃない、ほんの一瞬の想いだと改めて感じました。後日金野さんに聞きました。何をしたのかと。「軟膏を塗っただけだよ」と・・・・考えさせられました。こんなすばらしいみはるの看護師を最高の看護としてMVPに推薦致します。
■介護老人保健施設さくらの杜 鈴木みゆき課長
■介護老人保健施設さくらの杜 宍戸さおりさん
今回は、元気をふりまく彼女を推薦いたします。彼女はリーダー職ではありませんが、昨年のリーダー研修会に参加してから一段と輝いている職員です。リーダー研修会で改めて自分を見つめ、自分のテーマを見つけて4ヶ月間取り組み、その報告を拡大会議で報告をしました。報告の中でもまだ達成できていないテーマがあり、そのことを今後の課題にしておりましたが、そのことを忘れず地道に継続している職員です。彼女のテーマは気持ちにムラがある。話を最後までよく聞く。感謝の気持ちを言葉に表す。ということでしたが、彼女は毎日元気です。逆に彼女と話すと元気がもらえるというか、元気になります。これはリーダーにとても大事なことだと思います。また、皆をまとめようとまでは、意識して思っていないようですが、皆でまとまろうとする気持ちはとても伝わってきます。職員とよくコミュニケーションをとり、こまめに職員に感謝の言葉や、心配りの言葉を掛けおり、時には私も彼女の言葉にほろっとさせてもらえます。また現場に入っていると彼女のケアは、利用者の痒いところに手の届くケアをしていることがわかります。席について上着を脱ぎだした利用者がいれば、そっとそばに行って上着を脱ぐのを手伝ったり、トイレと利用者に言わせる前に、トイレはどうですか?と耳元で声を掛けるなど、上げればきりがありません。本当によーく全体を見てよく動いています。そんな彼女は利用者からの信頼も厚く、言いにくいことでも彼女には話せる利用者が多くおります。そして、いつも元気で優しい彼女に送迎してほしい、入浴介助してほしいという利用者も多く、対応に困ってしまうほどでもありますが、利用者さんの気持ちはよくわかります。こんな素晴らしい彼女を推薦いたします。
■みはるの杜診療所 岩渕真一課長
■ショートステイみはるの杜 金野昌子さん
再々度推薦させて下さい。彼女のこの仕事に対する想いは利用者さんのみならず、一緒に働いているスタッフ一同とても伝わってきています。主任のフォローや周りの連携を大切にし、人数の少ない看護体制の中でも手を抜かず、笑顔を絶やさないように努めています。彼女の基本は「楽しく仕事をする。」なんです。他のスタッフだって同じ想いは持って入るけど、人がいなかったり、忙しかったりで実践できているのってなかなか難しいけど、彼女は笑顔で答えてくれます、「どうしました?うん、うん。じゃ、こうしてみようか」って。やっぱり言葉に気持ちが入っているのって特に利用者さんにはわかられてしまいますよね。先日ショートをご利用して頂いた利用者さんの御家族からお手紙を頂き、その中で「金野さんにとてもお世話になった」と書かれていた文面を見てみんないい関わりをしている中でも金野さんの笑顔や態度がその方にとっては心に残ったんだなって感じました。だから利用者さんや周りのスタッフ、K部長からもきんちゃんって親しみをこめて呼ばれるんですね。先日も夕方のケアの勉強会にも積極的に参加していた時に、SSの利用者さんが体調不良を訴え、SSのスタッフが困って内線をよこした時も時間外で当日のSS担当でもなかったけれども、一目散に3階へと行き、様子をみてくれたことによって、利用者さんも安心したし、これから夜勤をするスタッフにとっても安心したことは言うまでもありません。そして戻ってきてからまたケアの勉強会に参加してくれてました。たぶんそういう姿をみていたデイケアのスタッフも安心したのではないでしょうか。ほんとに彼女の笑顔にはみんなを癒してくれ、あったかい気持ちにさせてくれるパワーを感じました。