ナラティブRBA奨励賞
2009.08.112009年7月MVP受賞 受賞者２名 介護老人保健施設いずみの杜 仁部希美さん／介護老人保健施設希望の杜 丹野怜主任
■推薦者：介護老人保健施設いずみの杜 鈴木樹江係長■対象者：介護老人保健施設いずみの杜 仁部希美さん
見た目は体が細く、小柄で、とっても可愛い仁部さんをMVPに推薦したいと思います。見た目は、先ほど紹介したとおり、とても女性からみても守ってあげたくなるほど華奢なのですが、この仕事に対する情熱と、信念は人一倍感じる存在です。 いずみの杜では先月初めて「余命」というものを意識して過ごした月でした。いわゆる「ターミナルケア」という事だったのですが、病気の症状的に痛みの緩和の為病院への転移となっていました。その方の担当者がNさんでした。 彼女はとにかく本人との「会話」を大切にし、「いつもどおりの一日」「奥様との二人の時間」を大切にしたい。と考え、ユニットの職員といつも遅くまで残っては自分の想いや、他のスタッフの想いを引き出し、スタッフの想いを一つにまとめていました。 一時期はすべてを一人で抱えすぎてしまいましたが、すでにユニットのスタッフの気持ちが一つになっていたので、みんなでフォローし合い、無事に病院へと見送る事が出来ました。 Kさん（利用者さん）が病院へと転移した後も一緒に入所されていた奥さまとKさんのお見舞いに行ったりと、まだまだKさんとのご縁は続いております。 現在体調を崩され、主治医には「介護の仕事は辞めた方が良い」 と言われたそうです。仁部さんは「嫌です。この仕事が好きだから」と即答したそうです。笑いながら「この仕事何にもわかっていないんですよ～あの先生」と言っていました。 笑顔で胸を張って、この仕事が好きと話す仁部さんに、早く良くなって欲しい気持ちを込め、そして一緒に働ける感謝を込めてここに推薦致します。
■推薦者：介護老人保健施設さくらの杜 浅倉恵子課長
■対象者：介護老人保健施設希望の杜 丹野怜主任
「こんな人になろう」をよんでいて彼のことがうかんできた。雨が降れば、人は傘をひらく。この自然な心、素直な心の中に真実をつかむ偉大な力がある。 自然体という言葉がぴったりの彼を今回も推薦します。お年寄りに対するやさしいまなざしと笑顔はおばさんたちにファンクラブを作らせるくらいの力を持っている。そして人柄がいい。他人のことは言わない。前向きに一生懸命に目標に向かってコツコツとひたむきに頑張る彼。まだまだ知識、経験は足りない。けど、いろんなことを学び確実に成長している彼。今でもこれからもきっと事業所はもちろん法人になくてはならない存在の職員の一人になるに違いない。これからの期待も込めてＭＶＰをよろしくお願いいたします。
■推薦者：介護老人保健施設さくらの杜 佐藤由香係長
■対象者：介護老人保健施設さくらの杜 丹野怜主任
先月に引き続き彼を推薦させて頂きます。丹野さ～ん。入口のドアが壊れたんだって～!!一緒に見てもらえる～？彼は即答で<はい。分かりました。行って見てきます。>自分の目で確かめて必要な道具を準備します。時間を見計らって、じっくりと作業に取り掛かります。手を真っ黒にしながら試行錯誤し、最後にはまるで職人のように物の見事に直してしまいます。もちろん、けして簡単な内容ではありません。錆びたネジを付け直したり、曲がった板を微妙な角度で整えたり、多少乱暴に取り扱っても大丈夫なように何度も調整し完璧とも言える見事な出来栄えに仕上げます。これをその辺の業者に依頼すれば数万円はかかる事でしょう。 近頃、建物の修繕が必要な箇所が、あちらこちらにでてきております。どれも利用者さんに関わる内容です。彼が事業所に異動してきてから建物や環境の管理修繕に関しては、すっかり任せきりです。いつもありがとうございます。 普段の彼は、優しい笑顔と堅実な仕事ぶりで、多くの利用者さんや職員の心を掴んでいます。静かに…しかしながらどっしりと足場を固めてきている彼に絶大な信頼感を抱いている人はたくさんいると思います。 先日、久しぶりに会った利用者さんは彼を見るなり少女のように可愛らしい笑顔…そして大きな声で名前を叫んでいました。それを目の当たりにした私は、羨ましさを感じました。利用者さんの声をきちんと聞いています。だから親しみも湧きます。ここぞという時の彼は、まさにお助けマンです。 働く私たちは、ここに必要とされて来ています。誰一人として要らない人間はいません。それぞれに役割や責任があります。ここに存在する一人ひとりの代表として、今回もまっすぐな彼を推薦致します。どうぞよろしくお願い致します。
